筑波大学 人工知能研究室
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人工知能研とは?
人工知能研究室(UTAIL)は,2006年,筑波大学 大学院システム情報工学研究科において活動を始めました.本研究室では,知情意と身体性の理解を基礎として,人間と機械系が調和する環境の実現を目指しています.研究対象は,機械学習から始まり,計測・制御工学,人支援ロボティクス・メディア工学・生体信号処理と活動の幅を広げています.人は人工物と異なり,意思を持ち,多様性があり,身体的・生理学的・時間的特性の変化を持っています.これより,人が必要なときに,人に必要な支援を行う人支援技術を実現するため,人の意識・無意識と機械系を結ぶ次代の人工知能研究を推進します.
記事と動画
https://youtu.be/1E4sFI2QTHM
研究内容(例)
サイバニクス・拡張生体技術・生体医工学
ロボットリハビリテーション・メディカルロボット・装着型ロボット等の分野にて,理論・実証的な人支援技術に関する研究を行っています.人の脳神経系を通じた情報と機械系をつなぐニューロメカトロニクスの研究を行っています.人は人工物と異なり、意思を持ち、多様性があり、ばらつき、身体的・生理学的・時間的特性の変化を持っています.そこで、人の意識・無意識の世界と機械をつなぐ情報系の構築とともに,人が必要なときに、人に必要な支援を行う技術の実現を目指し,サイバニクス分野の研究推進を行っています.特に,情報技術を用いた身体機能支援技術(サイバーノイド)、人の意思と人工物をシームレスに繋ぐ情報技術(次世代インタフェース)に関する研究を行っております.これより,限界のある人間の能力を物理的な側面だけでなく,心理社会的に支援・拡張することを目指します.
社会的インタラクション・発達支援研究
実世界における人々の社会行動の計測と情報提示を通じ、人と人との社会的インタラクションの研究を行っています.特に,抹消系からの様々な生体信号(筋電・心電音響信号など)の高度な信号処理に関する研究を行っています.
ソーシャル・ロボティクス
機械学習・コーチング学習を中心とした人工知能の研究を行っています.人の主観性や認知・運動特性の理解に基づくソーシャル・ロボットや機械系への教示・学習を中心に研究を行っています.実世界において自律的に行動する機械系を実現するため,その行動過程における内部処理と表象に関する研究を行います.認知ロボットは,自身の経験からその知識と内部表象を学ぶ必要があります.人間社会と密接に関係し,環境にシームレスに統合される未来のロボットを実現するため,系内に人が含まれる新たなロボティクスの分野(人支援ロボット,社会的ロボティクス,生体ロボティクス,人の知覚・行動の理解を含む)もより重要になっています.
次世代知能化技術
上記に加え,多様な次世代基盤技術の研究を行っています.人間機能の増幅や拡張を目指し,次世代ヒューマンインタフェースの開発,ブレイン・マシン・インタフェースやコミュニケーションの理解,情報の視覚化と情報の体験拡張,身体表象と実像の関係などの研究が進められています
論文(例)
大木美加,秋月秀一,ブロー バティスト,青木義満,鈴木健嗣,特別支援学校における体育館の床面投影を用いた清掃行動の習得支援,日本バーチャルリアリティ学会論文誌,25(3):206-215, 2020.
石切山順一,鈴木健嗣,口紅塗布唇の状態提示に基づく視覚障害者のための化粧支援インタフェース,ヒューマンインタフェース学会論文誌,22(3):317-328, 2020.
Hassan, M., Shimizu, Y., Hada, Y., and Suzuki, K., Joy-Pros: A Gaming Prosthesis to Enable Para-Esports for Persons With Upper Limb Deficiencies, IEEE Access, 10:18933-18943, 2022.